豚汁の作り方|具だくさんでコクが出る3つのコツ

豚肉ときのこ、ねぎが入った具だくさんの豚汁を箸で持ち上げているところ

朝晩の冷え込みが強くなってくると、恋しくなるのが具だくさんの豚汁です。でも「なんだか味が薄い」「野菜がかたい」「豚肉がパサつく」と、意外と思いどおりにならないことも。この記事では、ひと口目からコクを感じる豚汁の作り方を、分量と手順つきで紹介します。豚こま肉と根菜で作れば1人前100円前後、これ一杯でおかずにもなる節約メニューです。

豚汁がおすすめの理由

豚汁は、大根・にんじん・ごぼう・里芋など、秋から冬にかけて旬を迎えて値段が下がりやすい根菜をたっぷり使えるのが魅力です。豚肉のうまみが野菜に染みるので、だしにこだわらなくても満足感のある味に仕上がります。一度に多めに作れば翌日の朝ごはんにも回せて、献立づくりの手間も減らせます。

材料(4人分)

かごに入った大根とにんじん
旬を迎える大根やにんじんで、具だくさんでも家計にやさしい一杯に。
  • 豚こま切れ肉(または豚バラ薄切り肉):150g
  • 大根:5cm(約200g)
  • にんじん:1/2本
  • ごぼう:1/3本(なくても可)
  • 里芋:3個(じゃがいも1個でも可)
  • こんにゃく:1/2枚
  • 長ねぎ:1/2本
  • ごま油:大さじ1
  • 水:800ml
  • だし汁の素(顆粒):小さじ1
  • みそ:大さじ4(60g前後、お好みで調整)

作り方

1. 下ごしらえをする

  1. 大根とにんじんは皮をむいて5mm厚さのいちょう切りにします。ごぼうは皮をたわしでこすって洗い、斜め薄切りにして水に5分さらします。
  2. 里芋は皮をむいて1cm厚さの輪切りにし、塩少々(分量外)でもんでぬめりを洗い流します。
  3. こんにゃくはスプーンで一口大にちぎり、熱湯で2分ほど下茹でします。長ねぎは1cm幅の小口切りに、豚肉は食べやすい大きさに切ります。

2. 炒めてから煮る

  1. 鍋にごま油を熱し、豚肉を中火で炒めます。肉の色が変わったら、大根・にんじん・ごぼう・こんにゃくを加え、全体に油がまわるまで2〜3分炒めます。
  2. 水とだし汁の素、里芋を加えて強火にし、沸騰したらアクを取ります。
  3. ふたをずらしてのせ、弱めの中火で15分ほど、大根に竹串がすっと通るまで煮ます。
  4. 火を弱め、みその2/3量を溶き入れます。長ねぎを加えて1〜2分煮たら、残りのみそを溶き入れ、煮立つ直前で火を止めて完成です。

コクを出すコツ

具材は「煮る前に炒める」

豚肉の脂とごま油で野菜をさっと炒めてから煮ると、うまみが閉じ込められて、だしを増やさなくてもコクのある味になります。

失敗しないための3つのコツ

刻みねぎを散らしたみそ仕立ての汁物
みそは火を止めてから溶き入れると、香りよく仕上がります。
  • 具材は炒めてから煮る。豚肉の脂で根菜をコーティングすると、うまみが逃げにくく、汁にもコクが出ます。
  • みそは2回に分けて入れる。先に2/3量で具に味を含ませ、仕上げに残りを入れると、みその香りがしっかり残ります。
  • みそを入れたら煮立てない。ぐらぐら煮立てるとみその風味が飛んでしまいます。煮立つ直前で火を止めるのがポイントです。

保存方法

粗熱が取れたら鍋ごと、または保存容器に移して冷蔵庫に入れ、2日以内を目安に食べきりましょう。温め直すときは、煮立てないように中火でゆっくり加熱するとみその風味が保てます。冷凍する場合は、食感が変わりやすい里芋・じゃがいも・こんにゃくを入れずに作り、1〜2週間以内に食べきるのがおすすめです(出典:農林水産省「冷蔵庫のかしこい使い方〜知ってお得な食品の保存〜」)。

計量みそマドラー(大さじ・小さじ計量/ステンレス・食洗機対応)
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お玉の代わりにこれ1本で、みその計量と溶き入れが同時にできます。みそを2回に分けて入れるときも、量がぶれにくくて便利です。

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アレンジレシピ

  • 豚汁うどん:残った豚汁に冷凍うどんを入れて煮込めば、体が温まる一杯ごはんになります。
  • 豚汁カレー:翌日、カレールウを少し溶かし入れると、和風だしのきいたやさしい味のカレーになります。
  • 酒かす豚汁:酒かす大さじ2〜3をみそと一緒に溶き入れれば、より体がぽかぽかになる冬の味に。

節約・時短ポイント

大根やにんじんなどの根菜は、これからの季節に値段が下がりやすく、まとめ買いしても日持ちするのが強みです。冷蔵庫に残った白菜やきのこ、油揚げを足してもおいしく作れるので、野菜の使い切りにも役立ちます。多めに作って2日に分けて食べれば、汁物とおかずを兼ねた一品で献立がぐっと楽になります。

よくある質問

Q1. 味が薄く感じます。みそを増やせばいいですか?

A. みそを足す前に、具材をしっかり炒めているか確認してみてください。炒めることでコクが出て、少ないみそでも満足感が上がります。それでも物足りなければ、みそを小さじ1ずつ足して調整しましょう。

Q2. 豚こま肉と豚バラ肉、どちらがおすすめですか?

A. 豚こま肉は手頃な価格で節約向き、豚バラ肉は脂のうまみが多く、よりコクのある仕上がりになります。お好みや予算に合わせて選んでください。

Q3. 里芋がないときは何で代用できますか?

A. じゃがいもで代用できます。じゃがいもは煮崩れしやすいので、大きめに切って、ほかの野菜より少し遅れて入れると形が残りやすくなります。

Q4. 前日に作っておいても大丈夫ですか?

A. 大丈夫です。一晩おくと根菜に味がなじんで、よりおいしく感じられます。冷蔵庫で保存し、食べる前に煮立てないよう温め直してください。

まとめ

豚汁は、具材を炒めてから煮る・みそは2回に分けて入れる・みそを入れたら煮立てないの3つを守るだけで、ぐっとコクのある味に仕上がります。旬の根菜と豚こま肉で作れる、寒い季節の家計の味方です。ぜひ今夜の献立に取り入れてみてください。