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おおのこです。
現在放送中のドラマ『コウノドリ』、みてますか?
私は原作の漫画も見ていますが、とにかくリアル。
毎週、涙しながら見ています。
コウノドリは漫画を読んでも泣けるけど、ドラマはさらにリアルで泣け、色んな事を考えさせられる。
— おおのこ@共働き主婦ブロガー (@kurashi_recipe) 2017年11月14日
そして思うのが、「お産に絶対はない」ということ。
『コウノドリ』主人公の鴻鳥サクラ先生も、作中で語る言葉です。
次女の出産は、まさにこの言葉通りでした。
妊娠中、出産まで全く問題がなかったのに、次女は私が1度も抱っこする間もなく、NICUのある大学病院へ救急搬送されたんです。
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目次
破水から始まった出産
次女の出産は長女と同様、破水から始まりました。
すぐに掛かりつけの産院に連絡し、そのまま入院となりました。
「経産婦だからすぐ産まれるかもね。」なんて助産師さんと話していましたが、一向に陣痛は進まず、感染防止の抗生物質の点滴をしながら、階段の昇り降りを続けました。
長女のときも破水から陣痛が進まず促進剤を使用したので、今回もそうなるのかなと思ったら、破水から26時間後に突然3分間隔の陣痛が始まりました。
微弱陣痛もなく、いきなりの激痛。
痛みでパニックになりながら陣痛開始から4時間後、スピード出産でに次女が産まれました。
出産後、呼吸が安定せずに保育器へ
出産後すぐに夫が次女を抱っこし、次は私だ思った矢先、先生から「出産まで一気に進んで、赤ちゃんが過呼吸になってるから、念のため保育器に入れますね」とすぐ保育器へ。
もちろんすぐ抱っこしたかったけど、呼吸が苦しいなら楽にしてあげたかったので、そのまま先生にお願いすることに。
「念のための保育器だから、半日程すれば大丈夫だと思いますよ」と言われ、ひとまず安心しました。
私自身も出血量が多く、突然39度の発熱と血液検査のCRP(炎症や感染症の値)が14と高かったため、すぐ点滴をして安静にしなければならなくなり、出産から10時間ほど経った頃に先生から赤ちゃんの状況について話したいことがあると言われたんです。
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原因不明の発熱と高いCRP値
先生からは「赤ちゃんの呼吸は安定してきたが、原因不明の発熱がありCRP値も高い。すぐ命にかかわる状態ではないが、NICUのある病院で検査をした方がいいです。」と言われました。
さらに「ただし、近くの国立病院のNICUが満床のため、大学病院まで救急車で搬送してもらうことになりますがどうされますか。」とのこと。
救急搬送!?しかもさっき産まれたばかりの赤ちゃんが発熱なんて……。
とにかく心配だったので、すぐに「搬送お願いします。」と決断しました。
深夜の出産だったため一旦帰宅していた夫に連絡すると、まさかの出来事に慌てて病院へ。
先生から「産後すぐは何があるか分からないから、私が付き添うことはできないよ。」と言われてしまい、夫が救急車に同乗することに。
保育器で寝ている次女の手を握って、「ごめんね、ママのせいで。抱っこもできなくてごめんね。」と謝るしかありませんでした。
救急隊の方からの優しい一言で初めて涙が出る
しばらくして救急車が到着し、救急隊のみなさんが保育器の次女を救急車まで運んでくれました。
救急隊の方が言ってくださった「お母さん、赤ちゃんが私達が責任持って病院まで搬送するので安心してくださいね。」の一言で、緊張の糸が切れたのか、初めて涙が出ました。
産まれたばかりの小さな私の赤ちゃん。
これからどうなるんだろう。
付き添えない自分がもどかしくて仕方ありませんでした。
検査で0.1%の確率で聴覚に異常がでる場合があると言われて
付き添った夫は、次女は点滴などいろんなチューブをつけ、見ているのが辛かったと言っていました。
何枚も同意書を書き、様々な説明を受けたそうですが、夫も突然の事で心の中はパニック状態だったそうです。
その中で「髄膜炎の可能性もあるので検査をしますが、0.1%の確率で聴覚に異常がでる場合があります。」と先生に言われたそう。
検査するだけでも後遺症が出る可能性あるんだ……。
検査結果がわかるのは翌日のため、出産した夜はなかなか寝付けず、長い夜になりました。
看護師さんや先生が気遣って何度も私の病室まで様子を見にきてくださったので、本当にありがたかったです。
ただ、どんな結果になろうともかわいい娘です。全てを受け入れて、育てていこうと心に誓いました。
※検査の後遺症については、夫からの話をそのまま書いています。聞き間違い等の可能性もありますのでご了承ください。
検査の結果は
検査の結果、幸いにも髄膜炎ではありませんでした。
可能性のある病気の検査を全て行っても原因は分からず、最終的に「新生児感染症」と診断されました。
聴覚スクリーニング検査も問題なく、熱も下がりCRP値も徐々に良くなってきているので、値が正常になり次第退院できるとのこと。
私自身も点滴のおかげでCRP値が下がり、産後5日で無事退院。
その足でNICUに向かい、初めて次女を抱っこしておっぱいをあげることができました。
検査大変だったよね、ごめんね。元気になって本当によかった。がんばってくれてありがとうね。
さいごに
おかげさまで、次女は9日間の入院で退院することができました。
生後6ヵ月までは成長発達をみるために健診に行きましたが、先生からもう問題ないとの診断をいただき、それからは自宅観察となりました。
NICUの先生や看護師さんには、とてもお世話になり感謝しかありません。
なんの不安もなかったはずの出産だったはずなのに、まさか自分の赤ちゃんが救急搬送されるとは想像もしていませんでした。
その後の次女は、体重が増えず成長曲線から外れ、市の健診のたびに再チェックとなり心配する日々が続きます。
体重を指摘されるたびに、新生児感染症の影響ではないかと自分を責めて悩みました。
だから、『コウノドリ』に出てくるお母さんが自分を責めて悩む気持ちがよくわかるんです。
出産は病気ではない。
だから皆幸せなものだと思い込んでいる。
多くの妊娠出産を見れば見るほど思う。
出産は奇跡なんだ。©コウノドリ(モーニング KC)2巻より引用
健康に産まれてきてくれること、それだけで奇跡ですよね。
心配も多くありましたが、現在は成長曲線ギリギリで小柄ながらも、元気に保育園に通っています。
我が子が健康で元気に遊んでいることが一番の幸せなんだと、心から強く思います。
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